砂糖依存症とイースト菌の関係

"Beat Sugar Addiction Now!" という本によると、砂糖依存症の原因は4つのタイプに分類されます: ①疲労、②ストレス、③腸内イースト菌、④閉経。

このうち③の腸内イースト菌というのは、糖分をエサにして増殖するイースト菌が過剰に腸内で繁殖している状態です。 このイースト菌が出す化学信号のために糖分が欲しくなるそうです。 参考記事: 腸内細菌がヒトの食事をコントロール!?

イースト菌は、パンやお酒を作るのに使われる菌で、糖分をエサにして増殖し、二酸化炭素を出します。 ビールの炭酸は、イースト菌が出した二酸化炭素に由来します。 日本酒でも、作ったばかりのものには炭酸が含まれています(出荷前にガス抜きします)。

イースト菌のこのような性質を利用して、アクアリウムの水草を育てる際に必要となる二酸化炭素を、砂糖と水とイースト菌で作り出すということが行われていますが、イースト菌が砂糖を使い尽くした後の水を舐めてみると、炭酸の効いたアルコール飲料になっています。

パンの匂いがするうえに、不味くて飲めたものではありません(アルコール分を1%以上含む酒造りは違法ですしね)が、「アルコール」と「炭酸」という要素はビールと同じです。 ビールでも、糖分としてのモルトとイースト菌を用いてアルコールと炭酸を作り出すわけです。

上記③のタイプで砂糖依存症になっている人の腸内では、イースト菌によって二酸化炭素とアルコールが作られているのでしょうか? 造られることもあるようです → 参考記事: 体内で酒が造られる奇病 「ビール腹病」

糖分摂取量を減らす方法
砂糖の摂り過ぎは、糖尿病や肥満だけでなく、心臓病などの原因にもなります。 糖分の摂取量を減らすには、糖分を多く含む飲み物を避けるのが1つの方法です。 清涼飲料水などの飲み物だと、食べ物よりも簡単に大量の糖分を摂取してしまうためです。

糖分を多く含むのはコーラなどの炭酸飲料だけではありません。 健康的なイメージのスポーツドリンクに相当な量の糖分が含まれていることは知られていますが、もっとヘルシーなイメージのある果汁100%のジュースにも糖分が意外に多く含まれています。

ですので、糖分を避けるという観点からは、例えばオレンジ・ジュースを飲む代わりに、オレンジを1つか2つ食べましょう。 (日本は野菜や果実が高いので、コストがかかりますけどね)

Beat Sugar Addiction Now! の著者によると、甘い物を食べたいのであればチョコレートが良いそうです。 チョコレートを食べると、脳卒中と心臓発作のリスクが減少し、血行が改善されるそうです。