幼児は甘いもので虫歯になりやすい。 歯磨きをしていても虫歯リスク増加

(2018年1月) "Journal of Public Health" に掲載されたエジンバラ大学などの研究によると、5才以下の子供に甘いものを食べる習慣があると虫歯になりやすくなります。 歯磨きにより虫歯リスクは軽減されますが、完全に払拭(ふっしょく)されはしません。

研究の方法

英国に住む2才児 3,770人を対象に、食生活や歯磨き習慣を尋ねたのち5才頃まで虫歯の発生状況を追跡調査しました。

結果

追跡期間中に557人(16.9%)が虫歯になりました。

主な結果は次の通りです:

食生活

  • 甘いものを毎日1回以上食べる子供は、甘いものを食べる習慣がない(月に1回未満)子供に比べて虫歯のリスクが53%高かった。
  • 糖類(人工甘味料は除く)の使われた清涼飲料水を毎日飲む子供は、清涼飲料水を飲む習慣がない子供に比べて虫歯のリスクが26%高かった。
  • 間食ばかりできちんとした食事をしない一部の子供(68人)は、間食をほとんどしない子供に比べて虫歯のリスクが2.3倍(+132%)だった。
  • きちんとした食事をしていれば、間食の習慣があっても虫歯のリスクは増えていなかった。

歯磨き習慣

  • 毎日2回歯磨きする子供に比べたときの虫歯のリスクが、1回しか歯磨きしない子供では+38%、めったに歯磨きしない(1日1回未満)子供では+116%(2倍以上)だった。

食生活×歯磨き習慣

  • 甘いものを毎日1回以上食べる子供は、甘いものを食べる頻度が毎日1回未満の子供に比べたときの虫歯のリスクが、歯磨きをする習慣がない場合には3.6倍、歯磨きをする習慣がある場合にも2倍(*)だった。
    (*) 歯磨きの回数が1日1回であれば2.11倍(+111%)、1日2回であれば2.26倍(+126%)。