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砂糖水で口をゆすぐと長距離走のタイムが縮む

(2017年2月) "International Journal of Sports Physiology and Performance " に掲載されたジョージア大学の研究によると、砂糖水で口をゆすぐ(飲み込まない)と長距離走のタイムが縮みます。

砂糖水で口をゆすぐのは、自転車競技は短距離走でも競技パフォーマンスの向上に効果があるかもしれませんが、マラソンには効果がないと思われます。 マラソンでは競技中に炭水化物を摂取する必要があるためです。

研究の方法
18~45才の持久走の選手16人(男性9人)に、次の4種類の溶液のそれぞれで口をゆすぎつつ室内で12.8kmを4回走ってもらい、それぞれのタイムを測定しました
  • ショ糖の溶液(砂糖水)
  • 低強度のスクラロース(*)の溶液
  • 高強度のスクラロースの溶液
  • 普通の水
(*) カロリーがゼロの人工甘味料。

走っている間に、それぞれの溶液で口をゆすいでは吐き捨てるということを8回繰り返しました。

結果

砂糖水で口をゆすいで走った時には、水で口をゆすいで走った時に比べてタイムが5%(12.8km走で3分に相当)ほど縮みました。 スクラロースの溶液で口をゆすいでもタイムは縮みませんでした。

16人はいずれも長距離走の選手なので、タイムが5%短縮されるというのは大変な効果です。

解説
砂糖水にが脳の報酬系を刺激するために競技パフォーマンスが向上するのではないかと考えられます。 カロリーを持たない人工甘味料では統計学的に有意と言えるほどの効果が無かった(有意と言えない程度の効果は見られた)ことから、砂糖水の甘みよりもカロリーが報酬系に作用している可能性があります。