人工甘味料は砂糖よりも甘いわけではない

(2014年9月) アスパルテームなどのノンカロリー甘味料は「砂糖のウン百倍甘味が強い」などと言われますが、"International Journal of Obesity" に掲載されたペンシルバニア州立大学の研究によると、そうでもありません。

研究の方法
401人の被験者に、ノンカロリーの甘味料(*)とカロリーを含む甘味料(†)を様々な濃度で味わってもらい甘味の強さを比較しました。
(*) アスパルテーム、アセスルファムK、ステビア、スクラロース
(†) 砂糖(ショ糖)、メープル・シロップ、アガビン(参考記事: 糖尿病や肥満の人にオススメの甘味料 “アガビン”
結果

被験者たちは、ノンカロリー甘味料は少ない量で甘味を感知できるけれども、甘味の強さ自体はカロリーを含む甘味料ほどではないと評価しました。

解説
研究者によると、ノンカロリーの甘味料が糖類などよりも甘いという「誤解」は、力価(potency)と強度(intensity)とを混同した結果です:
「受容体生物学において力価とは、味覚受容体を活性化させるのに最低限必要な濃度のことです。 しかし力価が高いからといって強度も高いとは限りません。 ノンカロリー甘味料とは逆に糖類は、力価は比較的低いけれども強い甘味の感覚を引き起こします」