糖類が使われた飲料と乳ガンのリスク

(2018年10月) "European Journal of Nutrition" に掲載されたナバラ大学(スペイン)などの研究で、糖類が使われる飲料(以下「SSB」)の飲用量が多いと閉経後の乳ガンのリスクが増加するという結果になりました。
A. Romanos-Nanclares et al. "Sugar-sweetened beverage consumption and incidence of breast cancer: the Seguimiento Universidad de Navarra (SUN) Project"

SSBと乳ガン

SSBはインスリン抵抗性が増加する要因として知られますが、インスリン抵抗性が高いと乳ガンのリスクが増加する恐れがあります。

研究の方法

乳ガンの病歴がない中年女性1万人超(年齢の中央値は33才)を対象に、アンケート調査を実施してSSBの飲用量などを調べたのち、平均で10年間近くにわたり乳ガンの発生状況を追跡調査しました。

結果

閉経後の女性に限り、SSBの飲用量が多い場合にはSSB飲用習慣がない場合に比べて、乳ガンになるリスクが112%増加していました。 閉経前の女性では、SSB飲用量と乳ガンになるリスクの間に関係が見られませんでした。

ただし、今回の研究にはデータの量が少ないという弱点があります。