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知的作業のときに糖分を摂って能率が上がるのは中高年者だけ?

(2018年7月) "Psychology and Aging" 誌に掲載されたウォーリック大学(英国)の研究で、頭を使う作業をしているときに糖分を摂って血糖値を上げると記憶力やパフォーマンスが向上し幸福度もアップするという結果になりました。 ただし、これが見られたのは中高年者だけでした。 出典: Sugar Improves Memory in Over-60s – Helping Them Work Smarter

研究の方法

18~27才の若者53人と65~82才の中高年者58人に、ブドウ糖を含有する飲料(SAB)または人工甘味料を含有する飲料(AAB)を飲ませて、記憶力を要求される色々な作業を行わせました。

そして、SABを飲んだ場合とAABを飲んだ場合とで作業の成績・記憶力・気分・頑張りなどを比較しました。

結果

SABを飲んでカロリーを摂ったときにはノンカロリーのAABを飲んだときに比べて、よく頑張れました(*)
(*) たぶん作業量。 たぶん「成績」が作業(たぶん何か頭を使うテストのようなもの)の正答率で、「頑張り」はどれだけの量の作業をこなしたか。

さらに中高年者に限り、SABを飲んだときにAABを飲んだときに比べて記憶力が向上し気分が改善されました。

中高年者ではさらにさらに、主観的な頑張り(「体感的に自分の作業量がどれくらいだと思うか」を自己申告する)に関してはSABを飲んだときとAABを飲んだときとで差がなかった一方で、客観的な頑張り(実際の作業量)はSABを飲んだときのほうが優れていました。
つまり、同じ量の作業をAABを飲んだときよりもSABを飲んだときのほうが楽に行えた。
高齢者に見られたSABの効果は、SABが含有する糖分で血糖値が上がるためだと思われます。