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子供は砂糖の入った飲み物を飲み続けると頭が悪くなる?

(2014年7月) "Society for the Study of Ingestive Behavior" の年次会合で発表(後に "Hippocampus" 誌に掲載)された南カリフォルニア大学の研究によると、思春期の子供が糖分の入った清涼飲料水を毎日飲んでいると、脳がダメになってしまうかもしれません。

この研究では、大人のネズミと思春期のネズミに糖分(砂糖または果糖ぶどう糖液糖)の入った飲み物を毎日好きなだけ飲ませるという実験を行ないました。 飲料に含まれる糖分の濃度は、一般的な清涼飲料水の濃度と同程度にしました。

そして清涼飲料水漬けの一ヵ月の後にネズミを調べたところ、思春期ネズミでのみ学習能力と記憶力が損なわれ、記憶に異常が起こり、脳に炎症が生じ、さらに糖尿病前症が見られました。 同じ液体を飲んだ大人ネズミは、このような状態になりませんでした。

さらに、ネズミたちに迷路を通り抜けさせるという実験でも、糖分が添加された水、特に果糖ぶどう糖液糖入りの水を飲ん思春期ネズミが最も悪い成績でした。 この結果は、海馬(記憶の形成に関与する)に見られた神経炎症が原因かもしれません。

脳に異常をきたしたネズミの摂取カロリーに果糖ぶどう糖液糖が占める割合は25~40%でした。 一方、米国人の10代の子供の摂取カロリーに砂糖が占める割合は17%程度になります。

研究者は次のように述べています:
「精製された炭水化物(砂糖や果糖ぶどう糖液糖)を、特に清涼飲料水などの飲み物の形で摂取することによって代謝障害が生じることは知られていますが、今回の研究では、砂糖の入った飲み物によって脳の正常な機能が損なわれて、周囲の環境に関する重要な情報(迷路の道順)を記憶しておく能力も損なわれるという結果になりました。 少なくとも、砂糖の入った飲み物を①大人になる前に、②過剰に摂取した場合には、そうなっていました」
「食事による影響は、発達中の若い脳で特に大きいのです。 砂糖が大量に添加された食事は、肥満や代謝病の原因となるだけでなく、神経機能や認知能力にも悪影響を与えます」
研究グループによると、砂糖の使われた清涼飲料水によって海馬(学習や記憶を司る脳の器官)に炎症が生じる可能性があります。
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