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砂糖の入った清涼飲料水で早産のリスク

(2012年9月) "American Journal of Clinical Nutrition" に掲載されたノルウェーの研究で、妊娠中に糖類(単純炭水化物)の入った炭酸飲料を一日一杯飲むと早産のリスクが25%増えるという結果になりました。

早産の場合、無事に出産できても生まれた子供に神経・視覚・聴覚などの問題の出る可能性があります。

研究の方法

60,761人の妊婦を対象に、妊娠15週目・22週目・30週目の時点における生活習慣・健康・栄養・炭酸飲料の飲用などに関するアンケートを実施しました。

結果

未熟児として生まれたのは 3,281人。 これは全体の5.4%に当たる数字です。 そして、これらの未熟児と、妊娠中に摂取した糖類入り炭酸飲料の量との間に強い関係性が認められました。 糖類の入った炭酸飲料を一日一杯飲んでいた妊婦では早産のリスクが25%増えており、さらに人工甘味料の入った炭酸飲料を毎日飲んでいた妊婦でも早産のリスクが11%増えていました。

早産と炭酸飲料の関係は妊婦が肥満している場合に最も強く現れました。 糖類入り炭酸飲料を週に一度以上飲む肥満の妊婦では、飲まない妊婦よりも早産になるリスクが30%も増加していたのです。 さらに、炭酸飲料を毎日飲む肥満の妊婦は、飲まない妊婦よりも早産のリスクが41%増加していました。

留意点

この研究だけでは糖類入り炭酸飲料が早産の直接的な原因だとは言い切れません。 糖類摂取量の多い人にありがちなライフスタイルなどの要因のために早産のリスクが増加している可能性もあるためです。 食事・年齢・喫煙・飲酒・肥満・成人病なども、早産との関係が示唆されています。

今回の研究でも、炭酸飲料摂取量の多い妊婦に、喫煙習慣のある人や肥満の人が多いことが明らかになっています。