季節により自殺リスクが異なるのは、季節により気温や降水量が変わるためではない?

(2018年6月) "International Journal of Environmental Research and Public Health" に掲載されたノルテ大学(コロンビア)などの研究で、天気は自殺のリスクに影響しないという結果になりました。

研究の背景

これまで、季節による自殺率の変化には天気や気温の変化が関係しているのだと考えられてきました。 しかし、この考えを支えるデータの大部分は季節の変化が顕著な先進国で行われたものでした。

そこで今回の研究では、熱帯地域に位置し季節の変化に乏しいコロンビアで、気温および降雨量と自殺リスクとの関係を1日単位で調べました。

コロンビア5大都市の1つメデジンの夕暮れ

研究の方法

コロンビアの5大都市における自殺と気温や降水量のデータ(2005~2015年)を分析しました。

結果

気温や降水量と自殺のリスクとの間には関係が見られませんでした。

ただ、週末に休日がくっついて連休になったときには自殺のリスクが19%増加していました。 平日のさなかに休日が単独でポツンと存在する場合には自殺リスクは増えていませんでした。