暑いさなかの運動で熱中症にならないために知っておくべきこと

(2015年7月) ロヨラ大学のトニノ博士が夏季の運動で熱中症にならないために知っておくべきことを教えてくれています。出典: Beat the Heat: Exercise Safety on Hot Summer Days
  1. 汗によって体温が下がるには、かいた汗が蒸発する必要がありますが、湿度が60%を超えるときには蒸発が進みません。(汗をかいても蒸発量が少なく体温が下がり難いために、汗をかく量が増えて脱水状態になりやすい)
  2. 色の濃い服は(太陽光の)熱を吸収するため、(太陽が出ているうちは)色の濃い服を着ていると格段に熱中症になりやすくなります。
  3. 太陽の光は体温を上昇させるだけでなく皮膚ガンの原因にもなります。 日焼け止めを惜しみなく使い、2時間おきに塗り直しましょう。 日陰の場所を選んで運動するのも良いアイデアです。
  4. 体は暑さに順応します。 したがって暑い時期に運動を始める場合、最初は軽い運動から始めましょう。 それで問題が生じないことを確かめてから激しい運動へとステップアップしてゆきます。
  5. 大人よりも子供の方が暑さへの順応が苦手で体温の調節も下手です。 ゆえに子供に対しては大人以上の注意が必要です。
  6. 脱水状態になると体温を下げることが難しくなります。 運動前の時点で水分が不足してると熱中症になりやすくなります。 暑い場所で運動をする前、運動しているあいだ、そして運動した後には十分に水分を補給しましょう。
  7. 体脂肪の量が多いと体温が下がりにくくなります。
  8. 利尿剤や刺激薬を飲んでいる人は熱中症になりやすくなります。 このような薬を飲んでいる人は、暑い中で運動をする前に医師に相談しましょう。
  9. 現在発熱がある、または発熱が治まってから間もないという人は、暑いさなかに運動をするべきではありません。 発熱によって深部体温(体の中心部の体温)が上昇しているために熱中症のリスクが増加します。
トニノ博士は次のように述べています:
「汗は体を冷やすためのメカニズムですが、汗をかき続けているうちに体内の水分が減ってゆき、やがては脱水状態に陥ります。 脱水状態になった体は適切に発汗することができず熱中症にかかりやすくなります」