日焼けマシーンによる皮膚ガンのリスクは夏の太陽のニ倍

(2013年1月) "British Journal of Dermatology" に掲載された英国の研究により、タンニング・ベッド(日焼けマシーン)による皮膚ガン発症のリスクが、夏の太陽に同じ時間当たることによるリスクの二倍であることが明らかになりました。

紫外線の量が2倍

この研究で英国の400のタンニング・ベッドの紫外線量を調べたところ、タンニング・ベッドの90%において、英国のガイドラインが定める許容量を平均で2倍近く上回る量の紫外線が放出されていました。

皮膚ガンのリスクも2倍

今回の研究では、これらのタンニング・ベッドを使用することによる皮膚ガンのリスクも分析しました。 分析の結果、夏の地中海の真昼の太陽に同じ時間当たる場合と比べて、タンニング・ベッドの使用は皮膚ガンのリスクが2倍であることがわかりました。

この二倍という数字は調査対象となった400のタンニング・ベッドの平均値で、タンニング・ベッドの中には皮膚ガンになるリスクが夏の太陽の6倍であるものもありました。

解説

研究グループのリーダーによると、タンニング・ベッドは確実に人体に有害であって、良くても肌が損傷して老化が進み、悪くすれば皮膚ガンになる可能性があります。

他の研究でも、35歳より若い時点でタンニング・ベッドを始めて使用する人ではメラノーマ(皮膚ガンの中でも性質が悪いもの)になるリスクが87%増加するという結果が出ています。

タンニング・ベッドの有害性を示す研究にも関わらず、英国ではタンニング・ベッドの使用率は増加しているそうです。 英国は日本で言えば北海道のさらに北にある北方領土と同じくらいの緯度に位置しているので、タンニング・ベッドの需要も日本より多いのでしょうか。