閲覧以外で当サイトのコンテンツを利用する場合には必ず引用・転載・ネタ探しをするときのルールに目を通してください。

日光に当たる時間が長い人には近視が少ない

(2016年12月) "JAMA Ophthalmology" に掲載されたロンドン大学衛生熱帯医学大学院の研究によると、日光に近視を予防する効果があるかもしれません。 日光に当たることが多く紫外線B波をたっぷり浴びていた人に近視が少ないという結果だったのです。

研究の方法

欧州に住む65才以上の近視者371人と正常視力者 2,797人に、それまでの人生(14才以降)における居住地や昼間に屋外で過ごした時間について尋ね、紫外線A波とB波にさらされた量を割り出しました。

さらに血液検査を行って、ビタミンDとルテインの血中濃度も調べました。

結果

生涯において紫外線B波にさらされる量が標準偏差(SD)の数字分増えるごとに、近視の罹患率が28%低くなっていました。

近視が重症であるほど、「紫外線B波にさらされる量が多いと近視の罹患率が低い」という関係が強く、軽度の近視では13%の罹患率低下に過ぎなかったのに対して、中等度の近視では41%、そして重度の近視では71%の罹患率低下でした。

ルテインの血中濃度
ルテインの血中濃度に応じて5つのグループに分けた中で、ルテイン血中濃度が最高だったグループは最低だったグループに比べて近視の罹患率が43%低下していました。 ビタミンDの血中濃度と近視罹患率とのあいだには関係が見られませんでした。