白血病は日光の量が少ない地域で多発する

(2016年1月) "PLOS One" に掲載されたカリフォルニア大学サンディエゴ校の研究で、日照量が少ない高緯度地域に住んでいる人は白血病のリスクが高いという結果になりました。 日照量が少ないとビタミンDが不足しがちです。出典: UC San Diego Researchers Link Higher Risk of Leukemia to Low Sunlight and Vitamin D

研究の方法

WHO(世界保健機構)の下部組織である International Agency for Cancer Research が作成した世界各国のガン発生件数のデータ(白血病の発生件数は数十万件)と International Satellite Cloud Climatology Project による世界の雲量データを用いて、172ヶ国における白血病の発生率と日照量との関係を調べました。

結果
白血病のリスクは、オーストラリア・ニュージーランド・チリ(*)・アイルランド・カナダ・米国など北極や南極に比較的近い国々で最も高く、ボリビア・サモア・マダガスカル・ナイジェリアなど赤道に近い国々で最も低くなっていました。
(*) 南米大陸の南端部に位置する。 チリの最南端部はオーストラリアやニュージーランドよりも南極に近い。
コメント
研究者は次のように述べています:
「今回の結果から、世界的に白血病の大部分がビタミンD不足によるものである可能性が示唆されます」
類似研究
今回の研究チームは過去に、乳ガン・結腸ガン・膵臓ガン・膀胱ガン・多発性骨髄腫に関しても同様の研究を行っており、今回と同様の結果となっています。