国産の赤い緑茶「サンルージュ」にPC作業で疲れた目を癒す効果?

(2018年5月) "Nutrients" 誌に掲載された農研機構(日本)などの研究によると、サンルージュという新種の茶に目の疲れを癒す効果が期待できるかもしれません。 サンルージュは赤色をした珍しいお茶で、アントシアニンを含有しています。

研究の方法

20~60才(平均は49才ほど)の健康な男女120人(女性70人)を次の3つのグループに分けて12週間を過ごしてもらいました:
  1. サンルージュ茶の抽出物を服用するグループ。 サンルージュ茶抽出物はカテキンの一種であるEGCG324mgに加えて、アントシアニン11mgを含有する。
  2. やぶきた茶の抽出物を服用するグループ。 やぶきた茶抽出物はEGCG322mgを含有する。
  3. 大麦茶エキス(カテキンを含有しない)を服用するグループ。

そして、服用開始から0・4・8・12週目の各時点で疲れ目の検査などを行いました。

結果

45才未満の人や毎日PCで作業をするという人に限り、サンルージュ茶抽出物を服用した場合に疲れ目が緩和されて眼のピント調節機能が改善されていました。

サンルージュ茶抽出物を服用したグループでは血圧も上がっていましたが正常血圧の範囲内(収縮期血圧が140未満で拡張期血圧が85未満)に収まっていました。

やぶきた茶を飲んだグループではアディポネクチンの血中濃度が増加していました。
アディポネクチンとは
アディポネクチンは脂肪組織で作られるホルモンで、抗炎症作用やインスリンの効果を高める作用があります。 肥満者・2型糖尿病患者・心血管疾患患者ではアディポネクチン血中濃度が低くなることが知られています。 アディポネクチン血中濃度と死亡リスクやガン/認知症になるリスクとの間に関係があるというデータ(良い関係ばかりではない)もあります。