「飲む日焼け止め」は日焼け止めクリームと併用するもの

ロヨラ大学医療センターの皮膚科医 Tung 博士によると、いわゆる「飲む日焼け止め」は、日焼けを防ぐ効果はありますが日光による皮膚ガンのリスク増加を抑える効果はありません。

経口で服用するタイプの日焼け止め剤は、従来の肌に塗るタイプの日焼け止めと併用する分には有効だけれど、肌に塗るタイプの日焼け止めの代わりにはならないのだそうです。

飲む日焼け止めが効果を発揮するメカニズム

経口タイプの日焼け止め剤の有効成分は Polypodium leucotomos というシダ植物の抽出物です。 この種の商品では、この抽出物に有害なUV光線の影響を緩和したり、日焼けの原因となる日光による損傷・肌の老化・皮膚ガンを防止したりする効果があると謳っています。

Tung 博士によると、経口タイプの日焼け止め剤の効果は、上記の抽出物の強力な抗酸化作用に由来しています:

「これらの商品は、従来の皮膚に塗るタイプの日焼け止めと併用するのであれば、それなりに効果はあります。 これらの商品には抗炎症作用と抗酸化作用があるため、肌へのダメージを体の内側から予防する効果があります」

「経口タイプの日焼け止め剤が作用するには体がまずこれを吸収する必要がありますが、体の吸収力には個人差があります。 したがって、経口タイプの日焼け止め剤の効果が100%は発揮されないと考えておくほうが良いでしょう」
博士のアドバイス
以下は、Tung 博士のアドバイスです:
  • 太陽の光が最も強くなるのは午前10時から午後2時までです。 この時間帯の外出を避けましょう。
  • 日焼け止めは毎日使うようにしましょう。 曇りの日や雨の日にも。参考記事: 日焼け止めを日常的に使用すると肌の老化が鈍化する
  • 日焼け止めはたっぷりと使用しましょう。
  • 日焼け止めは2時間ごとに塗り直します。 スポーツなどで汗をかくときや、プールなど水に入るとき、車の運転をするときには、もっとこまめに塗り直します。
  • SPFが30以上の製品を使いましょう。参考記事: UVカット製品におけるSPFの本当の意味 シミやソバカスの多い人は、紫外線を散乱させる効果のあるチタンや亜鉛が配合されている商品を選ぶと良いでしょう。
  • UVA と UVB の両方を防いでくれる製品を選びましょう。
  • 日焼け止めは、夏だけでなく1年中使いましょう。 冬でも晴れた日には紫外線のダメージがあります。
  • 日焼け止め以外に、日傘や帽子などの物理的な日除けグッズも利用しましょう。
  • サングラスの使用も忘れずに。 強い紫外線が目に入ると白内障の原因になります。