日焼け止めや汗が皮膚の血管を紫外線から守ってくれる?

(2019年4月) Experimental Biology 2019 で発表されたペンシルバニア州立大学の研究によると、日焼け止めや汗が紫外線の有害な影響から皮膚の血管を守ってくれるかもしれません。出典: Sunscreen Use Could Lead to Better Blood Vessel Health

紫外線と皮膚の血管

紫外線が皮膚ガンや肌の老化の一因となることはよく知られていますが、紫外線はそれだけでなく一酸化窒素(血管の健康にとって大切な化合物)が関与する血管の拡張を低下させもします。 紫外線によって皮膚に存在する一酸化窒素の量が減るためです。 皮膚における血管拡張は局所的あるいは全身的な体温の調節や熱ストレスへの対応において重要です。

研究の方法

肌の色が明るい~中程度(たぶん白人やヒスパニック)の健康な青年たちの片腕に次の3ヶ所を用意しました:
  1. 紫外線を照射される部分
  2. 日焼け止めを塗った上で紫外線を照射される部分
  3. 発汗を促した上で紫外線を照射される部分

照射される紫外線の量は、ある晴れた日に屋外で1時間を過ごすのに相当する(ただし日焼けしない)程度でした。

結果

1の部分では一酸化窒素がらみの血管拡張が低下していましたが、2や3の部分では低下しませんでした(紫外線を照射しなかったもう片方の腕と血管拡張に差がなかった)。