ブルーベリーの認知機能への効果(システマティック・レビュー)

(2019年4月) レディング大学(英国)などの研究グループがブルーベリーの認知機能への効果についてまとめたシステマティック・レビューを "The Journals of Gerontology: Series A" に発表しています。
著者: Sabine Hein et al.
タイトル: Systematic review of the effects of blueberry on cognitive performance as we age

メタ分析の方法

ブルーベリーの摂取あるいはブルーベリーを食べる習慣が認知機能に及ぼす影響を調べた11の介入研究のデータを分析しました。 11の研究のうち4つは7~10才、別の4つは60才以上の高齢者、そして残りの3つは軽度認知障害(MCI)患者を調べたものでした。

結果

ブルーベリーは、子供では遅延記憶(1)と実行機能(2)、および高齢者とMCI患者では遅延記憶・実行機能・精神運動機能(外部リンク)に有益かもしれません。 ワーキング・メモリーへはあまり有効ではないかもしれません。

(1) 富山大学の文書(PDFファイル)によると多分、少し前に覚えたことを思い出す近時記憶力のこと。 直後の記憶は「即時記憶」。 たぶん「大人も子供も朝食を食べた日のほうが頭が冴える」に出て来る「遅延想起」と同じ。

(2) 計画立案能力・判断力・思考力・問題解決能力・感情抑制力など。
ブルーベリーの効果的な摂取量などについて今後の研究で調べる必要があります。