閲覧以外で当サイトのコンテンツを利用する場合には必ず引用・転載・ネタ探しをするときのルールに目を通してください。

1型糖尿病患者のβ細胞温存に役立つ栄養素

(2013年7月)1型糖尿病と診断された後も、数ヶ月から数年は限定的ながらもインスリンが生産されますが、"Diabetes Care" 誌に掲載されたノースカロライナ大学の研究によると、1型糖尿病の子供の食事にロイシンというアミノ酸と長鎖オメガ3脂肪酸(DHAやEPA)を付加することで、長期的なインスリン生産を助けることができる可能性があります。

ロイシンと長鎖オメガ3脂肪酸の補給によってインスリンの投与が不要になるわけではありませんが、必要とするインスリンの一部でも自力で生産することで、糖尿病の合併症のリスクが減ると考えられます。

ロイシンは分岐鎖アミノ酸の一種で、(インスリンの)分泌を促進することが知られています。 ロイシンは主に、乳製品・肉・大豆製品・卵・木の実・全粒麦に含まれています。 長鎖オメガ3脂肪酸はサーモンなどの魚に豊富に含まれています。

今回の研究は、幼児から20歳までの1型糖尿病患者 1,300人を対象に行われたもので、患者に残されたβ細胞の量を示す指標として、空腹時血中 Cペプチド(FCP)を使用しました。 研究開始の時点で ロイシン の血中濃度が高水準にあったグループでは、2年後の時点での空腹時血中 Cペプチド(FCP)が5.7%高く、同様に、EPA のみの血中濃度が高いグループと EPA+DHA の血中濃度が高いグループでは、FCP が、それぞれ9.2%と8.9% 高いという結果でした。

ロイシンと長鎖オメガ3脂肪酸はいずれも、サプリメントではなく食事に含まれるものでした。