太極拳が乳ガン再発のリスク減少に有効と思われる

(2014年11月) カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究によると、太極拳が乳ガン再発のリスクを減らすのに有効だと思われます。

研究の概要

この研究では、2007~2013年にかけてランダム化比較試験を行いました。 30~85才の女性90人から、太極拳の習慣を始める前と後に血液サンプルを採取・分析したところ、太極拳を行ったグループでは交感神経により生産されるストレス・ホルモンが減少していました。

また、太極拳によって体がリラックスして炎症(大部分の乳ガン患者において治療後に増加が見られる)が減少していました。 炎症は、乳ガン再発のリスクや心血管疾患のリスクが増加する原因になります。

コメント

研究者は次のように述べています:
「太極拳によって炎症を引き起こす遺伝子の発現量が低下して、細胞の炎症状態が改善していました。 太極拳は動的な瞑想です。 他の形式の瞑想でも同様の抗炎症効果が生じていました」
試験参加者の1人で、これまでに2回乳ガンになった女性は次のように述べています:

「私はひどい不眠症でした。 まったく眠れず、体もリラックスせず、朝の6時まで一睡もできない日々が続いていました」

「当初は太極拳なんて効くはずが無いとバカにしていましたが、太極拳のセッションに2回参加したら不眠症が治り始めました。 太極拳で安らかな気持ちになれました」
今回の研究によると過去10年のうちに乳ガンになった女性では睡眠障害のリスクが通常の3倍に増加しますが、不眠症も炎症が増加する原因となります。