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紅茶が心臓病・脳卒中の予防に有効だが、コーヒーは有効ではない?

(2016年9月) "American Journal of Medicine" に掲載されたジョンズ・ホプキンス大学などの研究によると、紅茶が心血管疾患(心臓病や脳卒中)の予防に有効かもしれません。

研究の方法
様々な人種から成る6千5百人ほどの米国人男女のデータを用いて、コーヒーや紅茶の飲用量と①冠動脈石灰化(*)の進行ペースおよび②心血管疾患を発症するリスクとの関係を調べました。 調査期間は、冠動脈石灰化の進行が5.3年間、心血管疾患の発症リスクが11.1年間でした(いずれも中央値)。
(*) 心臓発作のリスク要因。
データは、コーヒーや紅茶の飲用量に応じて次の3つのグループに分けられました:
  1. まったく飲まない。
  2. ときどき飲む(1杯未満/日)。
  3. 毎日飲む(1杯以上/日)。
結果
紅茶

紅茶を毎日飲むというグループは、紅茶をまったく飲まないグループに比べて、心血管疾患を発症するリスクが29%低くなっていました。 これを裏付けるかのように、紅茶を毎日飲むグループは冠動脈石灰化が進行するペースもゆっくりでした。

コーヒー

コーヒーに関しては、心血管疾患発症リスクや冠動脈石灰化の進行ペースと飲用量とのあいだに統計学的に有意な関係が見られませんでした。

カフェイン
カフェイン摂取量が多いと冠動脈石灰化が進行するペースが遅くなっていましたが、カフェイン摂取量と冠動脈石灰化の関係はあまり明確ではありませんでした。