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お茶を飲む習慣がある中高年者は心身の状態が良好であることが多い

(2017年4月) "Journal of Nutrition, Health & Aging" に掲載された復旦大学(中国)の研究で、お茶を飲む習慣がある中高年者は心身の状態が良好であることが多いという結果になっています。

研究の方法

60才以上の中国人男女 5,557人を対象に、お茶の飲用習慣や心身の健康面における生活の質に関するアンケート調査を実施しました。

生活の質に関するアンケートの内容

今回の研究では、健康面における生活の質を把握するのに European Quality of Life-5(EQ-5D)と呼ばれるアンケートを利用しました。 EQ-5D では次のような質問をします:
  • 歩行に支障がないか?
  • 入浴や衣服の着用を独力で行えるか?
  • 仕事・学習・家事などの日常生活を支障なく行えるか?
  • 肉体的な痛みや不快感に悩まされていないか?
  • 不安感や抑鬱に悩まされていないか?
  • 本日の健康状態は100点満点で何点か?

結果

生活状況・健康状態・生活習慣などを考慮した分析において、お茶を飲む習慣がある場合のほうが EQ-5D の指数スコア(高いほど良い)が高くなっていました。

お茶を飲む習慣があるグループは無いグループに比べて、歩行(-56%)・痛み/不快感(-26%)・不安感/抑鬱(-40%)という3つの領域において問題が生じているリスクが低くなっていました(カッコ内の数字はリスク低下の幅)。

飲茶習慣があると EQ-5D の結果が良好であるという関係は、緑茶よりも紅茶と烏龍茶で明確でした。

関連研究

"Journal of Affective Disorders"(2016年)に掲載された中国の研究でも、紅茶を飲む習慣がある場合に、飲用量に応じて50~60%ほど抑鬱のリスクが低いという結果になっています。 緑茶の飲用量と抑鬱リスクとの間には関係が見られませんでした。

また、緑茶などのお茶を飲む習慣がある人は認知症になることが少ないという結果になった研究が複数存在します。