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お茶に大腸ガンを予防する効果? 特に女性で

(2017年5月) 南京医科大学(中国)などの研究チームが行い "Oncotarget" 誌に掲載されたメタ分析で、お茶を飲む習慣がある場合には飲む習慣がない場合に比べて大腸ガン(結腸ガンと直腸ガン)になることが少ないという結果になりました。

研究の方法

お茶(*)の飲用と大腸ガンのリスクとの関係について調べた研究の中から所定の基準を満たす29の研究(前向きコホート研究が17、ケース・コントロール研究が12)を選出し、それらのデータを分析しました。 データに含まれる人数は164万人超でした。
(*) お茶の木(Camellia sinensis)を原料とする緑茶・紅茶・ウーロン茶など。

結果

データ全体の分析では、お茶を飲む量が最も多いグループは最も少ないグループに比べて、大腸ガンになるリスクが7%低いという結果でしたが、95%CIが0.87~1.00と統計学的な有意性が微妙でした。

コホート研究とケース・コントロール研究に分けた分析でも、研究が行われた地域別の分析でも、お茶の飲用量と大腸ガンのリスクの間にほぼ関係は見られませんでした。

統計学的な有意性が明確だった結果

しかし、緑茶とそれ以外のお茶に分けた分析では、緑茶に限り飲用量が多い場合に大腸ガンのリスクが13%低いという統計学的に有意な結果になりました。
緑茶に限った飲用量のデータがあったのは、29の研究のうち10の研究でした。

男女別に分けた分析では、女性に限りお茶の飲用量が多いと大腸ガンのリスクが14%低いという統計学的に有意な結果でした。 女性に限ると、お茶を毎日1杯飲むことで大腸ガンのリスクが32%減るという計算になります。

大腸ガンを結腸ガンと直腸ガンとで区別した分析では、直腸ガンに関してのみ、お茶の飲用量が多いと統計学的に有意にリスクが下がっていました(低下幅は-9%)。 結腸ガンはリスク低下の幅が8%で、統計学的な有意性が微妙でした。