毎日お茶を飲む人は心臓病になることが少ない

(2017年1月) "Heart" 誌に掲載された北京大学などの研究によると、お茶に虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞など)を予防する効果があるかもしれません。

研究の方法

ガン・心臓病・脳卒中を患っていない30~79才の男女50万人近く(男性が20万人ほど)の虚血性心疾患(IHD)発生状況を7年間ほど追跡調査したデータを分析しました。

結果
追跡期間中に発生したIHDの件数は2万4千件超、主要冠動脈イベント(MCE)(*)は4千件近くでした。発症率はそれぞれ、7.2件/1000人年(†)と1.13件/1000人年になります。

(*) IHDによる死亡や心筋梗塞。

(†) 人年=人数×年数

IHDもMCEも、お茶を飲む習慣があるとリスクが下がっていました。 前年のうちに茶を全く飲まなかったというグループに比べて、お茶を毎日飲んでいたというグループではIHDのリスクが8%、MCEのリスクが10%低くなっていました。

お茶の種類

お茶の種類(緑茶・ウーロン茶・紅茶)によってフラボノイドなどの成分に違いがありますが、緑茶以外の茶でも緑茶と同程度にリスクが下がっていました。

ただし、毎日お茶を飲むという人のうち男性では80%超、女性では90%超が緑茶を飲んでいました。 したがって、ウーロン茶や紅茶に関してはデータが十分ではありません。

リスク低下が明確だった人
お茶を飲む習慣がある場合の心疾患リスクの低下は、田舎に住んでいる人、肥満していない人、糖尿病ではない人で明確でした。