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お茶に卵巣ガン予防の効果?

(2017年4月) 杭州市第一人民医院(中国)などの研究チームが行い "Oncotarget" 誌に掲載されたメタ分析で、お茶を飲むことが多い女性は卵巣ガンになることが少ないという結果になりました。

メタ分析の方法

お茶(緑茶や紅茶)の飲用量と卵巣ガンのリスクとの関係を調べた18の研究(*)のデータを分析しました。 データに含まれる人数は合計70万人超で、卵巣ガンの症例数は 8,683件でした。
(*) ケース・コントロール研究が11で、コホート研究が7つ。

結果

お茶を飲む習慣がある場合には無い場合に比べて、卵巣ガンのリスクが14%低いという結果でした。

卵巣ガンの家族歴・閉経済みかどうか・教育水準・BMI・喫煙習慣を個別的に考慮した分析でも同程度のリスク低下幅でした。

信頼性の高い研究のデータに限って分析すると、お茶を飲む習慣がある場合の卵巣ガンリスク低下幅は24%~26%となりました。

解説

これまでに複数の細胞実験や動物実験で、お茶に抗ガン作用があることが示されています。

お茶に抗ガン作用があるとすればそれは、お茶の成分であるフェノール化合物やポリフェノールのお陰かもしれません。 こうした物質の中には、抗酸化作用に加えて、ガン細胞をアポトーシス(細胞死)に導く・腫瘍の細胞サイクルを阻止する・腫瘍の血管新生を阻止するといった抗ガン作用を示すものがあります。

ただし、ヒトがお茶を飲んで卵巣ガン予防効果があるかどうかに関しては未だ結論が出ていないので、今後の研究が必要です。