「消えるタトゥー」でも皮膚トラブルが発生

(2013年3月) 米国食品医薬局(FDA)が「消えるタトゥー」や「ヘナ・タトゥー」などと呼ばれる一時的なタトゥーに対する注意を喚起しています。

本物のタトゥーはレーザーなどで消した後も醜い後が残りますが、これらの一時的なタトゥーでは、ヘナ(ヘンナ)という植物由来の染料を塗るだけで皮膚に傷を付けないため、本物のタトゥーのようなリスクはありません。

皮膚トラブルの内容

しかし、FDAによるとヘナ・タトゥーでも肌にトラブルが生じることがあります。 トラブルの内容は、水ぶくれ・色素脱失(白斑)・皮膚の発赤・日光過敏症・傷跡などで、水ぶくれが消えるまでには半年、傷跡にいたっては一生残ります。

異常が生じるまでの時間

ブラック・ヘナなどによる肌への有害反応は直ちに生じることもありますし、肌につけてから2~3週間後に生じることもあります。

子供に使用したケース

「消えるタトゥー」ということで親が5歳の子供に気軽に使用するケースもありました。 下の画像がその写真です。 左の写真に写っている手のうち小さなものが当該の5歳児の手で、右の写真が5歳児の手に生じたブラック・ヘナの有害反応です。

ヘナに化学物質が添加されていることも

ヘナは亜熱帯に生える植物から取れる赤茶色の染料で青銅器時代(石器時代の次の時代)から、髪の毛や、肌、爪などを染めるのに用いられてきました。

つまりヘナは中国の漢方薬以上の歴史があるわけで安全性も高いと考えられますが、最近出回っている「ブラック・ヘナ」という染料にはp-フェニレンジアミン(PPD)という物質が含まれている可能性があります。

PPDは人によっては肌にトラブルが生じる場合があるので、皮膚に付ける化粧品への使用は認められていません。 ブラック・ヘナ以外の「消えるタトゥー」にも、危険な化学物質が使用されている可能性があります。