ブルーベリーの認知機能や気分への効果(システマティック・レビュー)

(2019年4月) ブルーベリーの認知機能や気分への効果についてまとめたシステマティック・レビューが "Brain, Behavior, and Immunity" 誌に発表されています。
著者: NikolajTravica et al.
タイトル: The effect of blueberry interventions on cognitive performance and mood: a systematic review of randomized controlled trials

レビューの方法

ブルーベリーには認知機能や気分にとって有益かもしれないポリフェノール類が豊富に含まれています。 そこで今回のレビューでは、ブルーベリーやブルーベリー製品が認知機能や気分に及ぼす影響を調べた12のランダム化比較試験(研究論文の数は9つ)に目を通しました。

12の試験のうち9つはフリーズ・ドライのブルーベリーを用いたもので、ブルーベリーそのものを用いた試験は2つだけでした。 残りの1つはブルーベリーエキス。

また、12の試験のうち5つは子供を被験者とするもので、高齢者を被験者とする試験は6つ、青年を被験者とする試験は1つだけでした。

結果

認知機能

8つの研究で、ブルーベリーの摂取(用量や期間は試験により様々)により認知機能の色々な側面(特に短期/長期記憶力あるいは空間記憶力)が改善されていました。

気分

気分に関しては、ブルーベリー製品で気分が改善されることを示す研究が1つあったものの、他の4つの研究ではブルーベリーに気分改善効果は無いという結果でした。

結論

既存のデータに基づくならば、ブルーベリーを最長で半年間ほど摂取すると認知機能の一部が改善されるかもしれません。 ただし、既存の研究は試験によって研究デザイン・用量・アントシアニン含有量などが相当に異なるため、明確な結論を出すにはデータが十分ではありません。