ふくらはぎの太さでわかる死亡リスク

(2017年4月) "Oncotarget" 誌に掲載された国防医学院(台湾)の研究によると、脹脛(ふくらはぎ)や太腿のサイズを死亡リスクの目安として利用できるかもしれません。

研究の方法
成人男女7千5百人超(平均年齢49才。 ガンや心臓病などの病歴がある人も含まれていた)の太腿や脹脛などのサイズとテロメアの長さなどを 1999年~2002年にかけて調べたのち 2006年末までの死亡リスクを調べた米国のデータ(*)を分析しました。
(*) 台湾の研究チームが米国のデータを用いた研究を行った。
結果

太腿や脹脛のサイズが大きい人はテロメアが長く、死亡リスクが低いという結果でした。

太腿のサイズに応じてデータを4つのグループに分割したなかで、太腿のサイズが最も大きかった(56.7cm超)グループは最も小さかった(48.1cm未満)グループに比べて総死亡リスク(死因を問わない死亡リスク)が43%低くなっていました。

脹脛でも同様の比較で、サイズが最も大きかった(40.6cm超)グループは最も小さかった(35.3cm未満)グループに比べて、総死亡リスクが57%低くなっていました。

死因別の死亡リスク

脹脛に関しては死因別の死亡リスクでも統計学的に有意な結果となり、サイズが最も大きかったグループは最も小さかったグループに比べて、心臓病や脳卒中で死亡するリスクが60%、ガンで死亡するリスクが69%、それぞれ低くなっていました。

太腿と脹脛のサイズについて

体が大きいほど太腿や脹脛のサイズも大きくなります。 今回の研究は米国人のデータなので、日本人が基準として用いるにはサイズが大きすぎます。

経済産業省が 2004~2006年にかけて調べたデータによると、日本の女性の太腿のサイズは平均53~54cm(年齢により異なる)、脹脛のサイズは平均34~35cmです。 同じく男性は、太腿の平均が54~57cmで、脹脛の平均が36~38cm程度です。 太腿も脹脛も、一番太いところで測定します。

ちまたでは、太腿の太さの目安は「身長×0.3」、脹脛の太さの目安は「身長×0.2」だと言われています。