不景気なときには息子よりも娘が優遇される

(2015年7月) "Journal of Consumer Research" に掲載された Rutgers Business School(米国)の研究によると、不景気な時代には息子より娘が金銭的に優遇されると思われます。出典: In Tight Money Times, Parents Favor Daughters Over Sons

研究の方法

629人の被験者に景気に関する新聞記事を読んでもらった後に、架空の息子と娘に遺産を配分する遺言状を書いてもらうという試験を行いました。

結果

不景気のときには息子よりも娘に遺産を多く配分するという傾向が再三再四(試験を幾度も行ったのでしょう)示されました。 景気が悪くないときには息子と娘に均等に遺産が配分されました。 子供を生む年齢が近づいている娘(⇔ 幼い娘)が遺産配分において優遇されるという傾向も見られました。

解説

研究者によると、不景気のときには血脈が絶えるリスクが増加するために、息子よりも子孫が残る可能性が高い娘を無意識のうちに優遇してしまうのだと考えられます。

統計的にも息子よりも娘のほうが子孫(孫)を残す確率が高いことが知られています。 子孫を残さずに一生を終えるのは女性よりも男性の方が遥かに多いのです。 そして不景気の時代には、子孫を残さない男性の数はさらに増加します。

モノが豊かになった現代においても、物資が乏しいときに娘を優遇するという生物としての本能は変わっていないということなのでしょう。