閲覧以外で当サイトのコンテンツを利用する場合には必ず引用・転載・ネタ探しをするときのルールに目を通してください。

食事を摂るタイミングを集中するだけでダイエットや糖尿病に効果

(2014年12月) "Cell Metabolism" 誌に掲載された Salk Institute(米国)の研究(マウス実験)によると、食事を摂るタイミングを1日24時間のうちの9~12時間に集中させることによって、高コレステロールや、2型糖尿病、肥満を抑制できるかもしれません。
食事を摂るタイミングを集中するというのは、例えば朝の7時から夜の6時までの間に3度(あるいは2度)の食事を集中させるというパターンを継続するということだろうと思います。 ソース記事に明示的に書かれてはいませんが、毎日バラバラの時間帯に集中させても良いというわけではないような気がします。

同じ研究グループが 2012年に行った研究では、高脂肪のエサを与えられるマウスでも、エサを与えるタイミングを1日24時間のうちの8時間に集中させることで、同じだけのカロリーのエサを好きな時に食べられる環境にあるマウスに比べて、太らず健康になるという結果になっています。

今回の研究では、400匹近くのマウス(肥満のマウスから普通体重のマウスまで様々)を用いた実験を行い、食事タイミング集中の時間枠が12時間であっても良いことや、肥満や糖尿病を好転させる効果が期待できることを明らかにしました。 主な結果は次のようなものです:
  • 9~12時間に食事を集中させると良い
    高脂肪のエサ、脂肪と砂糖を含むエサ、果糖のみのエサのいずれを与えた場合にも、食事を与えるタイミングを24時間のうちの9~12時間に集中させたときには、そうでないときに比べて、摂取カロリーは同じなのに体重の増え方が少なくなっていました。 食事のタイミングを15時間のあいだに集中させたときには、この効果は弱まりました。
  • たまになら夜食もOK
    食事を与えるタイミングを集中させたマウスの一部に、週末の二日間だけ好きな時間にエサを食べさせるという実験では、一週間のあいだずっと24時間のうちの9~12時間に食事時間を集中させたマウスと体重がほとんど変わらないという結果になりました。 このことから、一時的であれば食事のタイミングが分散しても支障がないのだと思われます。
  • カロリーは同じなのに数日間で体重が減少
    高脂肪食のために既に肥満していたマウスの食事時間を1日のうちの9時間に集中させたところ、摂取カロリーは変わっていないのに数日のうちに5%も体重が落ちました。
  • 健康的な食事の場合にも効果
    栄養バランスの取れたエサを用いた場合の食事のタイミングを集中させることによる効果を調べた実験でも、食事のタイミングを集中させたマウスの方が、食事タイミングを分散させた兄弟マウスに比べて、体重は同じでも筋肉の比率が多いという結果になりました。
  • 代謝病も好転
    食事のタイミングを集中させた(代謝病の)マウスの血中代謝物(blood metabolites)を分析したところ、代謝病(糖尿病や脂質異常など)になったときに異常が生じる複数の分子経路が正常な状態に戻り、保護作用のある複数の経路が活性化していました。