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トコトリエノール(ビタミンE)について

ビタミンE はその構造によって、トコフェロールとトコトリエノールの2種類に大別されます。 そして、それぞれがさらにα、β、γ(ガンマ)、δ(デルタ)の4種類に分類されます。 つまり、合計で8種類あるというわけです。

植物体内でまず生産されるのはδトコトリエノールで、それからα、β、γの各トコトリエノールが生まれ、これらのトコトリエノールに水素がくっついてトコフェロールが生まれます。

トコトリエノールは、抗酸化作用やガンおよび心血管疾患(心臓病や脳卒中など)を予防する効果において、トコフェロールよりも効果が高いと考えられています。 構造的にトコトリエノールの方が組織に浸透しやすいためです。

トコトリエノールを含む食品は、米、小麦(特に精製時におとされるヌカやブランの部分)、パーム油、グレープシード油、オリーブ油、ココナッツ油、一部のナッツ類、アボカド、アプリコット、ブルーベリー、ブドウ、カリフラワー、ブロッコリー、人参、卵、一部の肉などです。

食品中に天然に存在するトコトリエノールの割合はトコフェロールよりも少ないのですが、米では含まれるビタミンE の50%がトコトリエノール(αが15%、β、δ、γの合計が35%)、パーム油では含まれるビタミンE の75%がトコトリエノール(αが25%、βが55%)となっています。

一般的なビタミンE のサプリメントに用いられているのは主にαトコフェロールであり、薬理的な観点からは効果が疑問視されます。 トコトリエノールのサプリメントも販売されていますが、トコフェロールのサプリメントよりも高価です。