2才半~3才の幼児が昼寝をしないと...?

(2016年11月) 2才半~3才の幼児が昼寝をしなかった当日の夜の眠りっぷりを調べた結果が、"Neurobiology of Sleep and Circadian Rhythms" 誌に報告されています。

2才半~3才というのは1日に眠る回数が2回から1回になる移行期に当たりますが、この時期には昼寝をしない日に子供が睡眠不足になる恐れがあります。

研究の方法

生後30~36ヶ月の健康な幼児25人(男児11人)を被験者として、昼寝をした場合としなかった場合とで、その日の夜の睡眠時間などを比較しました。

結果
寝付くまでの時間

昼寝をした日には夜に寝付くまでに37分を要したのに対して、昼寝をしなかった日には12分で眠りに落ちました。

夜間の睡眠時間

昼寝をした当日の夜の睡眠時間が9.6時間だったのに対して、昼寝をしなかった当日の夜の睡眠時間は10.1時間でした。 0.1時間が6分なので、昼寝をしなかった日には夜間の睡眠時間が30分多かったということになります。

昼寝と夜間の睡眠の合計時間

昼寝をした日の昼夜トータルの睡眠時間は11.2時間でした。 昼寝をしなかった日の睡眠時間が10.1時間だったので、昼寝をしない日は昼夜トータルの睡眠時間が1.1時間(66分)少なかったということになります。 また、夜間の睡眠時間が9.6時間だったので、昼寝の時間は1.6時間ということになります。

眠らずに床に就いている時間も含めた就寝時間のトータルは、昼寝をした日に13時間だったのに対して、昼寝をしなかった日は10.9時間でした。
2015年に発表された米国の睡眠ガイドラインによると、2才から3才の幼児に推奨される1日の睡眠時間は11~13時間ほどです。
留意点
昼寝をしない分だけ足りていなかった睡眠を当日の夜に余分に眠るだけで十分に取り戻せるのか否かについては、今後の研究で調べる必要があります。