神経発達障害の子供の睡眠の改善にメラトニンが有効かつ安全

(2018年5月) "Archives of Disease in Childhood" に掲載されたメタ分析(システマティック・レビュー)で、神経発達障害(*)の子供の睡眠の改善にメラトニンが有効で安全でもあるという結果となっています。
(*) 自閉症・ADHD・言語障害など。

メタ分析の方法

神経発達障害の子供の睡眠にメラトニンが及ぼす効果を調べた13のランダム化比較試験(被験者数682人)のデータを分析しました。

結果

睡眠時間

メラトニンの睡眠時間への効果を調べた9つの研究(541人)のデータを分析したところ、メラトニンを服用したグループはプラシーボを服用したグループに比べて睡眠時間が平均で48分間長いという結果でした。

寝つきの良さ

メラトニンの寝つきの良さへの効果を調べた11の研究(581人)のデータを分析したところ、メラトニンを服用したグループはプラシーボを服用したグループに比べて睡眠時間が平均で29分間短いという結果でした。

目覚めなさ

メラトニンを服用しても夜間に目覚める頻度は減っていませんでした。

副作用

メラトニンの服用による有害で深刻な副作用の報告はありませんでした。

留意点

メタ分析に用いられた研究の間で研究手法などに差異があったり結果が一致していなかったりしていたため、今回のメタ分析の結果の信頼性は高いとは言えません。もっとデータが必要です。