抗鬱剤により歯のインプラントが失敗するリスクが上がる可能性

(2016年3月) "45th annual American Association for Dental Research conference" にて発表予定であるニューヨーク州立大学バッファロー校の予備的な研究によると、抗鬱剤(種類は不明)の服用により歯のインプラントが失敗するリスクが上がる可能性があります。出典: Antidepressants Linked to Tooth Implant Failure, New Study Finds

研究の概要

2014年に同大学で診療を受けた患者の医療記録(人数不詳)を分析したところ、歯のインプラントに失敗した少数の患者のうち33%が抗鬱剤の服用者でした。 これに対してインプラントに失敗しなかったグループでは、抗鬱剤の服用者は11%に過ぎませんでした。

研究チームの計算によると、抗鬱剤服用者では歯のインプラントに失敗するリスクが4倍(1年間の服用につき2倍)に増えることになります。

研究者は次のように述べています:
「33%と11%という数字の差は非常に大きいので、さらに調査を進める必要があります」
解説
インプラントが成功するには、インプラントの周囲に新しい骨が形成されてインプラントを固定する必要があります。 ところが抗鬱剤には骨粗鬆症・静坐不能(じっとしていられない。顎もじっとしていられない)・歯ぎしり・口腔内の乾燥などの副作用があり、これらが患部の治癒を妨げるのだと思われます。