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妊娠中にはトピラマートと他の抗てんかん薬の併用に注意が必要

(2016年6月) "Epilepsia analysis" 誌に掲載された研究によると、妊娠中にトピラマートという抗てんかん薬を他の抗てんかん薬と併用すると胎児奇形のリスクが増加する恐れがあります。

研究の方法

抗てんかん薬を服用しているオーストラリアの妊婦に関して 1999年~2014年に収集されたデータを分析しました。

結果

抗てんかん薬を1種類だけ服用している妊婦では胎児奇形が発生する率が 2014年にかけて下がっていましたが、複数の薬を服用している妊婦においてのみ 2005年頃から胎児奇形の発生率が増加していました。

原因はトピラマート?

この 2005年というのは、レベチラセタムとトピラマートという2種類の抗てんかん薬を服用する人が増え始めた時期です。

そこで、複数の抗てんかん薬を併用していた妊婦のデータを用いて、この2種類の抗てんかん薬を使う場合と使わない場合とで比較したところ、レベチラセタムの有無では胎児奇形の率に違いが生じませんでした(8.4%に対して7.1%)が、トピラマートを他の抗てんかん薬と併用している場合には胎児奇形の率に差がありました(6.5%に対して14.9%)。

結論

今回の結果から、トピラマートを他の抗てんかん薬と併用すると胎児奇形が生じるリスクが増加する可能性があります。 その理由は現時点では不明です。

コメント
研究者は次のように述べています:
「今回の研究はデータが少なかったのですが、少なくとも、妊娠を予定している女性がトピラマートを他の抗てんかん薬と組み合わせて用いる場合には注意が必要だと言えるでしょう」