クルマの排気ガスで小児ガンのリスクが増加

(2013年4月) カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究によると、胎児の間にガソリン車やディーゼル車の排気ガスによる大気汚染に暴露されると、急性リンパ芽球性白血病や小児ガンのリスクが増加します。

研究の方法

この研究は、ガンの子供 3,590人と、80,224人からランダムに選ばれた対照群の子供を対象に行われました。 妊娠中の母親、および生まれた子供の最初の1年間の排気ガスへの暴露量は、California Line Source Dispersion Modeling Version 4 という一酸化炭素の分布モデルを用い、交通量や道路の地形、排気ガスの排出量、気象などを考慮したうえで推算しました。

結果
クルマの排気ガスに由来する汚染物質への暴露量が25%増えるごとに、ガンの発症リスクが次の通りに増加していました:
  • 急性リンパ芽球性白血病 - 4%
  • 網膜芽細胞腫 - 14%(片眼のケースでは11%、両眼のケースでは19%)
  • 胚細胞腫瘍 - 17%
解説

妊娠中のどの時点においても、そして生後1年間においても汚染物質と小児ガン発症リスクとの相関関係が濃厚に認められたため、どの時期での暴露が特に危険とは言えません。

研究者によると、胎児は特に環境汚染に弱い可能性があります。