自動車による大気汚染が心臓に及ぼす悪影響には個人差がある

(2014年12月) カリフォルニア大学アービン校の研究で、自動車による大気汚染が道路付近の住民の心臓に悪影響を与えること、そして被る悪影響の程度に体質による個人差があるが明らかになりました。

この研究では、冠状動脈疾患を抱えている高齢者たちの家に空気の品質を計測する計器を設置して、自動車に由来する汚染物質(窒素酸化物・一酸化炭素・微小粒子状物質など)の量の日単位および週単位での変動を調べました。

その結果、汚染物質の量が増加すると、住民の血圧が上がり、心臓への血流量(心電図で調べた)が減っていました。

この研究ではさらに、遺伝子によって大気汚染への耐性が異なることも明らかになりました。 汚染物質にさらされた細胞では汚染物質を解毒するためのタンパク質の生産量が増加しますが、このタンパク質を作る能力に DNA の違いによる著しい個人差があったのです。

ただし研究者によると、汚染物質を解毒する能力に優れた人であっても、大気汚染による害が無いわけではありません。