自動車による大気汚染で更年期前の女性の乳ガンのリスクが増加?

(2014年12月) "Environment International" 誌に掲載されたオレゴン州立大学などの研究によると、大気汚染によって(特に更年期前の女性で)乳ガンになるリスクが増加する可能性があります。

研究の方法

3,400人超のカナダ人女性のデータを用いて、大気中の二酸化窒素(NO2)濃度(自動車やバイクなどの排気ガスに由来する大気汚染の指標)と乳ガンの発症リスクとの関係を調べました。

結果

更年期後の女性でも NO2 の濃度が 10ppb 増加するごとに乳ガンのリスクが10%増加していましたが、更年期前の女性では32%も増加していました。

コメント
研究者は次のように述べています:

「大気汚染には数百種類もの化学物質が関与していますが、発ガン性などの有害性があるのはそのうちの一部です。 NO2 もそれ自体には発ガン性はありませんが、自動車等に由来する大気汚染の指標としては優秀です」

「今回の研究は、大気汚染と乳ガンのリスクとの相関関係を示唆するものに過ぎず、因果関係を示したとはとうてい言えないので、今後の研究がまだまだ必要です」