月経周期の前半に重点的にトレーニングを行うと効果が高い

(2016年9月) ウメオ大学(スウェーデン)の研究によると、筋力トレーニングをする女性は月経周期の前半の2週間にトレーニングを集中させると効率的です。 月経周期の前半の2週間に筋力トレーニングを行ったグループのほうが、筋力・パワー(力×速度)・筋肉量の増強が顕著だったのです。出典: Training and hormones in physically active women: with and without oral contraceptive use

月経周期を利用した効率の良いトレーニングは、トレーニングのやり過ぎで女性に特有の健康問題が生じるのを回避するのに役立つと考えられます。

研究の方法
59人の若い女性を次の3つのグループに分けて4ヶ月間にわたり脚の筋力トレーニングを行ってもらい、トレーニングの効果を比較しました:
  1. 月経周期の前半の2週間に、1週間あたり5回のトレーニングを行うグループ。 後半の2週間は1週間あたり1回のトレーニングを行った。
  2. 月経周期の後半の2週間に、1週間あたり5回のトレーニングを行うグループ。 前半の2週間は1週間あたり1回のトレーニングを行った。
  3. 月経周期に関わらず、毎週3回のトレーニングを行うグループ(比較対照用のコントロール・グループ)。
いずれのグループも、4ヶ月間におけるトレーニングの回数は合計12回でトレーニングの量は同じだったというわけです。
結果
月経周期の前半グループ

月経周期の前半に集中的にトレーニングを行ったグループでは、跳躍力・大腿屈筋(ハムストリング)におけるトルク値のピーク・脚の筋肉量が増強されていたうえに、トレーニングにポジティブに取り組めました。

他の2つのグループ

月経周期の後半に集中的にトレーニングを行ったグループでは、こういった効果は認められませんでした。 コントロール・グループでは、跳躍力と大腿屈筋(左脚のみ)におけるトルク値のピークが向上していました。

ホルモン・ベースの避妊薬の服用(*)は、この結果に影響していませんでした。
(*) 59人中32人が服用していた。