樹木が粒子状物質(PM)の形成に関与

(2013年4月)ノースカロライナ大学の研究により、樹木が粒子状物質(PM)の形成に関与するメカニズムが明らかになりました。 PMは肺に定着して肺ガンや喘息の原因になるだけでなく、他の組織にもダメージを与えます。

樹木はイソプレンという分子を生産することで、酸素によるダメージや気温の変動から葉を守っていますが、このイソプレンがPMの形成に関与していることは2004年の研究で明らかになっていました。

今回の研究

今回の研究によると、イソプレンは、日光に暴露されて化学的な変化を起こしたのち、窒素酸化物(NOx)と反応してPMになります。 窒素酸化物とは車・飛行機・工場などから発生する一酸化窒素や二酸化窒素などのことで、大気汚染や酸性雨の原因となります。

イソプレンは古来より樹木が生産していた物質ですが、飛行機や車などから窒素酸化物が排出されるようになったために、健康や環境に被害を及ぼすようになったのです。

コメント
研究者は次のように述べています:
「もちろん、地球上の樹木を全部切り倒すわけにはいきませんから、PM を減らすには窒素酸化物の方を減らすしかありません」