中性脂肪もコレステロールと同程度に心臓発作のリスク要因に?

(2014年6月) 心血管疾患(心臓発作や脳卒中など)の予防にはコレステロールを下げるのが良いとされていますが、"New England Journal of Medicine" に掲載された研究によると、心臓発作のリスクにはトリグリセライド(≒中性脂肪)も LDL(悪玉)コレステロールと同程度に関与している可能性があります。

遺伝子変異によりトリグリセライドが増えない体質となっている人たちでは、一般の人に比べて心臓疾患になるリスクが40%も少なかったのです。

トリグリセライドの血中量は 150 mg/dL 未満が適正だとされています。 トリグリセライドを下げるには次のような方法があります:

  • トリグリセライドは LDL コレステロールよりも、食事によるコントロールが容易です。 トリグリセライド値を下げるには、砂糖を控えて野菜や全粒穀物を積極的に食べるようにします。

  • コレステロール低下薬であるスタチンの中でもクレストールとリピトールには、コレステロールだけでなくトリグリセライドも減らす効果があります。 他のスタチンには、トリグリセライドを下げる効果はほとんど期待できません。

  • 複数の研究で、ナイアシン(ビタミンB3)のサプリメントにトリグリセライドを20~50%下げる効果のあることが示されています。 ナイアシンを高用量で服用すると血糖値や尿酸値が上がる原因となるので、糖尿病や痛風の人は気を付けましょう。