授業で学んだことが自分のものになるのは睡眠を取ってから

(2015年4月) "Cognitive Psychology" 誌に掲載されたロイヤル・ホロウェイ(ロンドン大学)の研究によると、学習したことを実践的に活かすには睡眠が必要だと思われます。

この研究で、被験者に架空の言語の単語を複数教えたところ、被験者たちがそれらの単語の使用に共通する基本的なルールを把握するまでにさほどの時間はかからなかったものの、そのルールに基づいて文章中の単語を理解できるようになったのは一週間が経ってからだったのです。

さらに、基本的なルールを使いこなせるようになる前にそのルールから外れるような例外的な単語群を教えられた被験者は、基本的なルールの習得に支障を来たしました。

研究者によると、授業で学んだことが生徒の中で成熟して自家薬籠中の物となるプロセスは授業が終わった後、それもおそらくは睡眠中に進行するのだと思われます。

研究の実用性

例えば英語で "ch" は、"church"や、"chest"、"chess" などのように「チャ・チ・チュ・チェ・チョ」で発音するのが基本的なルールで、その例外として "chef(シェフ)" や "chorus(コーラス)" などの単語があります。

今回の研究によると、学校の授業でこれを教えるときには基本的なルール(チャ・チ・チュ・チェ・チョ)と例外(シェフやコーラス)とを別々の日に教えるのが望ましいということになります。