テレビを観る時間が長い人は様々な病気で死亡するリスクが高い

(2015年10月) "American Journal of Preventive Medicine" に掲載された米国立ガン研究所の研究で、テレビを観る時間が長い人は様々な病気で死亡するリスクが高いという結果になりました。

研究の概要

50~71才の男女22万人超のデータを調査しました。 データに含まれていたのはいずれも、追跡調査開始の時点では慢性疾患を抱えていない人たちでした。

結果

テレビ視聴時間が長い人ではガン・心臓病・糖尿病・インフルエンザ・肺炎・パーキンソン病・肝疾患など様々な疾患で死亡するリスクが高くなっていました。

1日あたりのテレビ視聴時間が1時間未満のグループに比べたときの総死亡率(死因を問わない死亡率)が、視聴時間が3~4時間のグループでは15%、視聴時間が7時間以上のグループでは47%増加していました。 大部分の疾患で、視聴時間が3~4時間/日を越えると死亡リスクが増加し始めていました。

カロリー摂取量・飲酒量・喫煙習慣・健康状態などの要因を考慮しても、上記の結果の統計学的な有意性は失われませんでした。

運動習慣によっても視聴時間の長さを相殺できない
運動をする習慣がある場合にも、テレビ視聴時間が長いと死亡率が増加していました。 研究者は次のように述べています:
「テレビ視聴は座って行う娯楽の代表的なものですから、座って過ごす時間の長さのバロメーターであると考えられます。 運動習慣があっても座って過ごす時間が長いのは不健康であるとする研究が近年増加していますが、今回の研究もそのうちの1つということになるでしょう」