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テレビが PC やゲーム以上に子供の健康に悪影響

(2014年3月) "American College of Cardiology" の会合で発表予定の米国の研究によると、テレビを1日に2時間以上観る子供は、PC やテレビゲームを同じ時間使用する子供と比べても、ジャンクフードを食べることが多く、さらに心血管疾患(心臓発作や脳卒中)のリスクを多く抱えている傾向にあります。

研究の方法
この研究では、小学6年生の子供 1,003人を対象に、テレビや PC などの利用時間、軽食の習慣、過去24時間に摂取した飲食物などに関するアンケートと健康診断(血圧、コレステロール、運動後の心拍数回復速度、身長、体重など)を実施したのち、テレビの視聴時間に応じて子供たちを次の3つのグループに分類しました:
  1. テレビ視聴時間短 - テレビの視聴時間が30分未満
  2. テレビ視聴時間長 - テレビの視聴時間が2~6時間
  3. PC/ゲーム使用時間長 - PC/ゲームの使用時間が2~6時間
結果

3つのグループ間で軽食の習慣や健康診断の結果を比較したところ、1のグループに比べて2と3のグループでは軽食を食べる頻度が多く、軽食の内容も不健康でした。 1のグループでは軽食の回数が1日2.5回だったのに対して、2と3のグループでは3.5回だったのです。

2と3のグループの比較では、3のグループに比べて2のグループの方が高脂肪な軽食(フライドポテトなど)を食べる傾向にありました。 さらに、2のグループの方が BMI が高く、最高/最低血圧も高く、運動後の心拍数回復速度が遅いという結果でした。

考えられる理由

このような結果になった理由として研究者は、テレビを観る時間が長い子供はテレビでジャンクフードのコマーシャルを目にすることが多いからではないかと考えています。

PC やゲームの使用と違ってテレビ視聴では両手が空いているのも一因かもしれませんが、今回の研究では軽食をいつ(例えばテレビ視聴中)食べたのかに関するデータは収集していません。 ただし、過去の複数の研究で、テレビの視聴中の子供が(他の活動をしているときに比べて)何かを食べることが多いことが示されています。

推奨されるテレビ視聴時間
米国小児学会では、子供の一日のテレビ視聴時間を1~2時間未満にすることを推奨しています。 テレビ視聴時間が長い子供では、肥満、注意障害、学業成績不振、睡眠障害、摂食障害のリスクも増加します。