双子は死亡リスクが低い。 一卵性なら尚良し

(2016年8月) 米国の大学がデンマークのデータを用いて行った研究により、双子は男女を問わず死亡リスクが低いことが明らかになりました。 死亡リスクの低下は一卵性双生児の場合に明確ですが、二卵性双生児でも単産で生まれた人より少し死亡リスクが低くなります。

研究の方法
3千組近くの双子のデータとデンマーク人全体のデータを用いて、単産で生まれた人と双子で生まれた人とで死亡したときの年齢を比較しました。 双子はいずれも、1870年から 1900年のうちにデンマークで生まれ10才以上になるまで生きた故人で、性別が同じ(*)でした。
(*) どちらも男性、またはどちらも女性という双子。
結果

死亡リスクの低下は人生のほぼ全ての時期において見られましたが、男性では40代半ばごろ、女性では60代の初めごろで顕著でした。 この年頃における死亡リスクの低下幅は、男性では約6%、女性では約10%でした。

解説
双子の死亡リスクが低いのは、緊密な人間関係がもたらす心理的あるいは物質的なサポートゆえだと思われます。 一卵性双生児で死亡リスクの低下が顕著だったのは、一卵性双生児のほうが二卵性双生児よりも双子間の結びつきが強く(*)、双子の一方が必要としているものをもう一方が察知しやすいためだと思われます。
(*) これまでの研究で、一卵性双生児のほうが二卵性双生児よりも結びつきが強いことが示されています。