(2018年1月) "American Journal of Epidemiology" に掲載された中国CDC(疾病予防管理センター)などの研究で、2型糖尿病の人はガンになりやすいという結果となっています。
研究の方法
平均年齢52才でガンの病歴がない成人男女50万人超を対象にガンの発生状況を 2004~2008年から 2013年末まで追跡調査したデータを分析しました。
結果
追跡期間中に1万7千件超のガンが発生しました。
2型糖尿病の人はそうでない人に比べて、各種のガンになるリスクが13%高いという結果でした。 肝臓ガンに限ると51%、膵臓ガンに限ると86%、女性の乳ガンに限ると21%のリスク増加でした。
大腸ガンに関しては、糖尿病検診により2型糖尿病であることがわかった人では44%のリスク増加でしたが、医師に2型糖尿病と診断された人ではリスクが増加していませんでした。 他のガンに関しては、このような違いはほとんどありませんでした。