B型肝炎のウイルスが排除された後にも肝臓ガンのリスクは依然として高い

(2016年4月) B型肝炎ウイルスに長期間にわたって感染していると肝臓に炎症が生じて肝臓ガンのリスクが増加しますが、"Alimentary Pharmacology & Therapeutics" 誌に掲載された米国の研究によると、B型肝炎ウイルス感染後にウイルスが排除されても肝臓ガンのリスクは依然として高いままです。

研究の方法

B型肝炎ウイルスに慢性的に感染している患者 1,346人を31年間追跡調査したデータベースの中から、感染が治まった患者238人と感染が治まっていない患者435人のデータを抽出して肝臓ガンのリスクを比較しました。

結果

感染が治まったグループと治まっていないグループとの間で、肝臓ガンのリスクに統計学的に有意な違いが見られませんでした。(HR: 0.7; 95% confidence interval: 0.2-2.4">)

コメント
研究者は次のように述べています:
「B型肝炎ウイルスが治ったように見受けられる成人であっても肝臓ガンのリスクが依然として高いので、その後の監視が必要です」