(2018年11月) ドイツで行われ "European Heart Journal" に掲載された研究で、持久運動(走るとか)でテロメア(染色体の末端部分。細胞の老化の指標)の長さが回復するけれど筋力トレーニングでは回復しないという結果になりました。
研究の方法
運動習慣が無い30~60才(平均は50才ぐらい)の男女124人を次の4つのグループに分けて半年間を過ごさせました:- 持久運動(ランニング)をする。
- ダッシュとジョギングを織り交ぜたインターバル・トレーニングをする。
- 筋力トレーニング(8種類の器具を使って各所の筋肉を鍛える)を行う。
- それまで通りの運動しない生活を送る。
グループ1~3の運動量は、1週間あたり45分間×3回というものでした。
結果
グループ1とグループ2は、運動を続けた半年間の前に比べてもグループ4と比べても、テロメラーゼ(テロメアの長さを回復する酵素)の活性が増大しテロメアが長くなっていました。 グループ3では、こういうことはありませんでした。