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ビタミンDが不足していると潰瘍性大腸炎が再発しやすい

(2017年2月) "Clinical Gastroenterology and Hepatology" に掲載されたベス・イスラエル・ディーコネス医療センターの研究によると、ビタミンDが不足していると潰瘍性大腸炎(UC)(*)が再発するリスクが増加する恐れがあります。
(*) 結腸に炎症と潰瘍が長期間にわたり生じる病気。 潰瘍性大腸炎(UC)は炎症性大腸疾患(IBD)の一種。
研究の背景

これまでの研究で、UCが活発化している患者はビタミンDが不足していることが多いことや、ビタミンDが不足しているIBD患者にIBDの症状再燃が多いことが示されていますが、ビタミンD血中濃度の低下と症状再燃のどちらが原因でどちらが結果なのかは不明でした。

そこで今回の研究では、UCの症状が治まっている患者たちのビタミンD血中濃度を測定し、その後のUC再発状況を追跡調査しました。

研究の方法

UCが寛解期にある患者70人の血液を検査してビタミンD血中濃度と炎症の程度を測定し、その後の12ヶ月間におけるUCの再発状況を調べました。

結果

寛解期の時点でビタミンD血中濃度が低かった(35ng/ml以下)患者で、UCを再発するリスクが増加していました。

解説
今回の結果から、UCの症状再燃によりビタミンD血中が不足するのではなく、ビタミンDが不足しているとUCの症状が再燃しやすくなるのではないかと考えられます。