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超加工食品と太り具合の関係

(2018年5月) "British Journal of Nutrition" に発表されたニューヨーク大学などの研究で、超加工食品をよく食べる人は太っていることが多いという結果になっています。

超加工食品とは

「超加工食品」は「NOVA」と呼ばれる食品分類法のカテゴリーの1つです。 "BMJ Open"(2016年)に掲載された研究によると、NOVAでは食品を次の4つのカテゴリーに分類します(カテゴリーの名称は私オリジナル):
  1. 自然食品(unprocessed or minimally processed foods): 生の肉・魚・野菜・果物といった未加工の生鮮食品のほか、牛乳(加熱殺菌)・白米(精白)・豆類(乾燥)・ドライフルーツ・などのように最低限の加工のみがなされた食品のことです。
  2. 自然添加物(processed culinary ingredients): 天然に存在する原料から作られる塩・砂糖・ハチミツ・野菜油など。
  3. 加工食品(processed foods): 「自然食品」に「自然調味料」を添加することで作られる加工度が比較的低い食品のことです。 野菜の缶詰・チーズ・自家製のパンなどが「加工食品」です。
  4. 超加工食品(ultra-processed foods): いくつもの原材料を使用し、品質の悪さを誤魔化したり「自然食品」に見せかけたりするるために「自然調味料」以外の添加物(香料・着色料・甘味料・乳化剤など)も加えた食品。

「NOVA」という言葉が初めて使われたのは、サン・パウロ大学の研究者が "Cadernos de Saúde Pública"(2010年)に発表した研究論文であるようです(この研究者が 2009年に "Public Health Nutrition" に発表した論文にも同じような分類がなされていますが全文は見れません)。 "ultra-processed foods" という言葉が使われ始めたのもそれ以降です。

研究の方法

米国全土から選出された20~64才の男女1万6千人ほどを対象に、過去24時間の食生活について尋ねたり身長・体重・ウェストサイズを計測したりしました。

結果

超加工品で摂るカロリーが総摂取カロリーに占める割合が36.5%以下のグループに比べて74.2%以上のグループは、
  1. BMI1.6kg/m大きく、
  2. 肥満(BMIが25kg/m以上)であることが50%ほど多く、
  3. ウェスト・サイズが4.1cm大きく、
  4. 腹部肥満(ウェスト・サイズが男性では102cm以上、女性では88cm以上)であることが62%多い

という結果でした。

超加工品の摂取量が多いと太っていることが多いという関係は女性で顕著でした。