紫外線が眼に及ぼす悪影響は子供のほうが大きい (レビュー)

(2018年7月) Carl Zeiss Vision International GmbH(メガネやサングラスのメーカー)などの研究グループが、紫外線が眼の健康に及ぼす悪影響についてまとめたレビューを "Journal of Biophotonics" に発表しています。

レビューの要旨

  1. 紫外線は視覚(物の見え方)には影響しないが眼にダメージを与える。
  2. 紫外線が運ぶエネルギーの量は可視光線よりも多く、大量の紫外線にさらされた細胞はダメージを受ける。 そうしてダメージを受けた細胞はガンの発生において重要な役割を果たす。
  3. 過度の紫外線にさらされる生活を送っていると、眼の様々な組織で酸化ストレスが増大して眼に深刻な病変が生じるリスクが増加する。
  4. 紫外線の悪影響を受けやすいのは子供である。 子供は(大人に比べて)瞳孔が大きいうえに中間透光体の透明度が高いためだ。 WHOの推算によると、ヒト(の眼)は一生のうちにさらされる紫外線の最大80%に18才までのうちにさらされている。
  5. したがって、子供の頃からサングラスや紫外線をブロックするメガネ(あるいはコンタクト・レンズ)などを常用して眼の繊細な組織を紫外線から保護することを検討すべきである。